病は気から。がんになった父親への見舞い

数年前、父親が喉頭がんを患いました。
常に身体を使う仕事で、60手前になっても体力自慢の父親が、たったひとつの病気で病院のベッドで伏せて寝ている姿は衝撃的な姿でした。
父親自身も自らががんになるとは思っていなかったのか、入院当、久々に見た顔はどこか気力が無く、クマのような身体もかなり小さく見えた物です。

そんな父を支えたであろうことは、とにかく「話しかける」でした。
病は気からと申しますが、手術後に入院する病院に足繁く通い会話をすることで、次第に血色も良くなり、切開した部分の接合も早く、当初予定されていた退院の時期から二週間も早く退院することになりました。
がん治療を専門とする病院の多くは「ホスピス」と言う終末医療施設が付き纏い、死の臭いが染み付いた雰囲気があります。
自分の弟妹たちも仕事の合間を縫って訪れていたのか、病室には彼らの置いていったと思われる本や果物がたくさんありました。
孤独で病と戦うことは想像を絶するほど気力と体力を削ぎます。
ですので、お身内の方ががんにかかった際には積極的に話しかけ、気持ちを高めて上げてください。
医療の専門家ではない我々家族ができる最大の療養とはこうした見舞いを根気強く行うことだと自分は思っています。

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